社長あいさつ

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持続的な成長・発展を
実現するため、
グループの総合力を
結集した経営を推進します

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三重交通グループホールディングス株式会社​

代表取締役社長   竹谷賢一

平素より三重交通グループの事業に対し、格別のご理解を賜り誠にありがとうございます。​

このたび令和5年6月23日開催の第17 期定時株主総会並びに取締役会におきまして、代表取締役社長に選任され就任いたしました。岡本前会長、原前社長の方針を引き継ぎ、粉骨砕身、責を果たすべく努力する決意でございますので、何卒よろしくお願い申しあげます。​

当社は、三重交通グループを統括する純粋持株会社として、グループの基本戦略を計画・遂行するとともに、各社・各事業の経営活動を推進・支援しております。三重交通ブランドの信用力を基に、運輸、不動産、流通、レジャー・サービスの異なる4つの部門が連携し、相互に補完しながら、持続的な成長を目指してまいります。​

さて、わが国経済は、ウクライナ侵攻の長期化などから物価高の状況が継続していますが、経済活動の正常化に伴い内需を中心に持ち直しの動きがみられています。このような状況の中、当社グループでは、運輸セグメントやレジャー・サービスセグメントにおいて、全国旅行支援といった観光支援策の効果により増加したレジャー需要や、F1日本グランプリなどの大型イベントに関連した需要獲得に向けた取組みを行いました。そのほかにも流通セグメントにおいて、フランチャイズ運営を行っている「ハンズ」の新店を「松坂屋名古屋店」内にオープンするなど収益の増加を図りました。加えて、かねてより注力してまいりました不動産セグメントの賃貸事業や環境エネルギー事業の安定的な収益がグループの業績をけん引したことで、2期連続の増収増益決算となりました。今後も持続的な成長と企業価値向上に努めながら、これまで以上にお客さまの豊かな暮らしと地域社会に貢献することを目指し、本年5月に令和5年度 (2023年度)を初年度とする4カ年の新中期経営計画を策定しました。 重点施策の一つとして、信用力の源泉となる運輸 セグメントにおいては、最重要の基本方針である「安全・安心・安定・快適なサービスの提供」のもと、乗合バス事業で大量輸送が期待できるエリアへの連節バスの導入や、貸切バス事業で今後控えている大阪・関西万博などの大型イベントで生まれる需要の取り込みを図り、収益拡大を目指します。 また、前中期計画においても注力してまいりました不動産セグメントにおいては、現在建設中の「(仮称)第2名古屋三交ビル」や、「(仮称)三交四日市駅前 ビル」を含め、さらなる賃貸事業の拡大を図るとともに、売却型賃貸マンションの開発と計画的な売却を 目指すなど、今後も不動産セグメントが当社グループの成長ドライバーとなるよう、積極的に事業を推進いたします。

そのほか、DX実現の一環として、リリースから1 年が経過し、多くのお客さまにご利用いただいております「三重交通グループアプリ」についても、機能 の追加や拡充を図り、さらなる利便性向上を図ってまいります。 これらの取組みを着実に実行し、各事業の収益基 盤をさらに拡充するとともに、コロナ下で取組みを行ったコスト削減の定着やDX実現に向けたデジタル化を推進することで、コロナ禍で落ち込んだ業績を成長軌道へ回帰させてまいります。

新体制のもと、さらなるグループの成長に向け一意専心努力してまいりますので、皆さまにおかれましては、一層のご指導、ご支援を賜りますよう、 よろしくお願い申しあげます。

2023年6月

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