株主・投資家の皆さまへ

収益基盤の強化を継続し、持続的な成長・発展を目指してまいります。

代表取締役会長 小倉敏秀
代表取締役社長 竹谷賢一

株主の皆さまには、平素より当社グループの事業に対し格別のご高配を賜り、厚く御礼申しあげます。

さて、当上半期のわが国経済は、物価高の影響により個人消費に弱さがみられたものの、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の増加を背景に緩やかな回復基調が続きました。

一方で、米国の通商政策による景気の下振れ懸念に加え、中東地域をはじめとした世界各地での地政学リスクが継続し、先行きは不透明な状況が続きました。

このような状況の中、当社グループでは本年8月、三重県四日市市において県下最大級の賃貸オフィスビル「四日市三交ビル」を開業し、成長ドライバーである賃貸事業の収益基盤を拡充しました。

また、その隣接地においては、三交インをキーテナントとする「四日市三交ビル アネックス」の開発にも着手し、将来の安定収益基盤の構築を進めるとともに、成長分野と位置付けるビジネスホテル事業の強化に取り組みました。

当上半期の業績につきましては、前年6月に大規模分譲マンション「プレイズ白子駅前」の引渡しがあった反動により前年同期と比較して減収となりましたが、貸切バス、ビジネスホテル事業等では、万博需要やインバウンド増加などを背景に増収となったほか、賃貸事業では前年6月に開業した「第2名古屋三交ビル」が収益に寄与するなど各事業は堅調に推移しました。

当下半期は分譲マンションの引渡しが進捗し、通期では前期と比較して増収に転じる見通しです。

なお、当期の配当金につきましては、中間配当は当初の予定通り1株当たり8円とさせていただき、期末配当(8円)と合わせた年間配当金は、前期から2円増配となる16円を予定しております。

今後も株主還元の充実に取り組み、投資先としての魅力と企業価値の向上に努めてまいります。

株主の皆さまにおかれましては、これまでと変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申しあげます。

令和7年11月

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