株主・投資家の皆さまへ

さらなる成長に向け、収益基盤の拡充に取り組み、持続的な発展を目指してまいります。

代表取締役会長 小倉敏秀
代表取締役社長 竹谷賢一

株主の皆さまには、平素より当社グループの事業に対し、格別のご高配を賜り誠にありがとうございます。

この度、当社グループは2024年2月11日に、母体である三重交通株式会社の創立から数えて80周年を迎えました。これもひとえに、株主の皆さまをはじめとする全てのステークホルダーの温かいご支援の賜物であり、深く御礼申しあげます。

さて、当期(2023年度)のわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い、社会経済活動の正常化が進んだ一方で、世界各地における地政学的リスクの高まりに伴う資源や原材料価格の高騰など、国内外において先行き不透明な状況で推移しました。

このような状況の中、当社グループにおいては、昨年7月にビジネスホテル「三交イン伊勢市駅前『別館』Grande」を開業するなど、ポストコロナで増加したレジャー需要の取込みに努めました。加えて、コロナ禍から取り組んでまいりました収支構造の見直しや、環境エネルギー事業の利益貢献等もあり、各利益項目においてそれぞれ過去最高益を更新する決算となりました。

また、昨年5月に策定しました新たな中期経営計画の初年度となった当期は、最重要方針である「安全・安心・安定・快適なサービスの提供」のもと、収益基盤の拡充に向け着実に投資を実行してまいりました。成長ドライバーである不動産セグメントにおいては、賃貸オフィスビル開発が計画通りに進捗し、「名駅三交ビル」は本年4月に、「第2名古屋三交ビル」は本年6月に開業することができました。今後もさらなる成長に向けて各事業を推進し、計画目標の達成を目指すとともに、これまで以上にお客さまの豊かな暮らしと地域社会の発展に貢献してまいります。

なお、当期の配当金につきましては、期末配当として1株当たり6円(三重交通グループ創立80周年記念配当1円を含みます)とし、中間配当6円を合わせた年間配当は前期比2円増配の12円といたしました。また、次期につきましては、普通配当1円増配により、当期と同額の年間12円(中間6円、期末6円)とさせていただく予定です。

株主の皆さまにおかれましては、一層のご指導、ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申しあげます。

2024年6月

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