株主・投資家の皆さまへ

中期経営計画目標の達成に向け、攻めの経営を推進します。

代表取締役会長 小倉敏秀
代表取締役社長 竹谷賢一

株主の皆さまには、平素より当社グループの事業に対し、格別のご高配を賜り誠にありがとうございます。

当上半期におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの感染症法上の分類変更により、経済活動の正常化が進む一方、長期化する円安局面やエネルギーをはじめとする物価の高騰、人手不足の深刻化が続くなど、厳しい状況で推移しました。

このような中、当社グループにおいては、運輸セグメントやレジャー・サービスセグメントで、6月まで継続された全国旅行支援により高まった観光需要や、水際対策終了に伴い増加したインバウンド需要の取込みに努めました。また、前中期経営計画から注力してまいりました環境エネルギー事業や賃貸事業が安定収益として貢献したこともあり、当上半期は前年同期に比較し増収増益となりました。

さて、本年5月に新たに策定しました中期経営計画の進捗につきましては、コロナ禍で先送りされた需要の獲得に向け、本年7月、伊勢神宮の外宮近くに新たにビジネスホテル「三交イン伊勢市駅前『別館』Grande」をオープンし、ご好評をいただいています。また、令和6年春開業予定の「(仮称)第2名古屋三交ビル」や「(仮称)名古屋市中村区椿町ビル」等の賃貸ビル建設を進めるなど、収益基盤の拡充を図っています。引き続き本計画を着実に実行し、計画目標の達成に向け邁進してまいります。

なお、当期の配当金につきましては、中間配当は当初の予定どおり6円とさせていただき、期末配当(三重交通グループ創立80周年記念配当1円を含み6円を予定)と合わせた年間配当金は、前期比2円増配の12円となる予定です。

株主の皆さまにおかれましては、今後とも変わらぬお引き立てを賜りますようよろしくお願い申しあげます。

令和5年11月

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