三重交通グループは、
ステークホルダーと共に
安全、安心、快適に
暮らせる社会の実現を目指します。
三重交通(株)では、路線バス情報の標準フォーマットである「GTFSデータ」をオープンデータとして公開し、また、2022年10月13日から、「Google マップ」、さらに、2024年3月18日からは、「Yahoo!乗換案内」「Yahoo!マップ」「JR東日本アプリ」の3つのスマートフォンアプリにおいて、同社路線バスのリアルタイムな位置情報の提供を開始し、経路検索結果に表示されるようにしました。国内外問わず、三重県に来訪される多くの方の利便性向上につながることを期待しています。また、2023年5月26日から、今後増加が見込まれる観光・ビジネスなどの国内移動需要を見越して、鉄道や飛行機以外の交通手段として予約制高速バスを広く周知するため、「Google マップ」における経路検索結果からスムーズな高速バスの予約をすることが可能となる「チケットリンク」を国内バス事業者として初めて導入し、日本人だけでなく、外国人移動者にも同社高速バスをご利用いただける機会が増えるものと期待しています。今後もデジタル技術を活用し、お客さまの利便性向上に努めてまいります。
三重交通グループホールディングス(株)は、2022年4月よりグループの新たな情報発信ツールとして、スマートフォンアプリ「三重交通グループアプリ」の運用を開始しています。本アプリは、グループ各社が展開するサービスや施設の情報をお届けするほか、路線バスのデジタル乗車券やグループ各施設でご利用いただけるデジタルチケットの販売、お得なクーポンの提供などの機能を実装しています。
また、2024年4月15日には、デジタルチケット購入時のお支払い方法に、従来のクレジットカード決済に加え、新たにキャッシュレス決済サービス「PayPay」を追加し、機能の拡充を図りました。
今後も順次機能の改善や拡充を図り、アプリを通じた公共交通の利用促進や地域活性化などに役立ててまいります。
三重交通(株)、三交伊勢志摩交通(株)、三重急行自動車(株)及び八風バス(株)では、バスの待ち時間を軽減し、少しでもお客さまに快適にバスをご利用いただけるよう、スマートフォンやパソコン、携帯電話から路線バスの現在位置がすぐに確認できる三重交通バスロケーションシステム「Bus-Vision」を導入しています。
(2024年4月18日以降)
また、名阪近鉄バス(株)でも、一部を除く路線でバスロケーションシステム「BUS-CATCH」を導入しています。
三重交通(株)では、三重県内自治体や関係事業者と共同で、人工知能(AI)を活用した自動運転実証実験を継続的に実施しています。
三重県桑名市では、2023年12月19日~22日までの間、将来的に運転手が同乗しない「レベル4(特定条件下での完全自動化)」の自動運転に向けた技術検証を目的に、ナガシマスパーランド駐車場内の「駐車場ルート」及びナガシマスパーランドからなばなの里までを結ぶ「公道ルート」の2区間にて実証実験が行われ、同社が参画しました。いずれも運転士が同乗する「レベル2」の実験でしたが、同社は、バスへの運転士の配置とオンデマンド運行管制システムを利用した運行状況の遠隔監視を担当しました。
また、三重県四日市市では、2023年11月1日~19日までの間、「モビリティ実証実験」が開催され、同社は11月5日、12日及び19日の3日間、自動運転車両のオペレーターを担当しました。
桑名市自動運転実証実験
四日市市自動運転実証実験
三重交通(株)では、2022年1月以降、桑名市によるAI活用型オンデマンドバス「のるーと桑名」の実証実験に運行事業者として参画し、運転と予約オペレーターを担当しています。2023年度には、3回目となる実証実験が2024年1月15日~3月23日に実施されました。
AI活用型オンデマンドバスとは、従来のバスのように時刻表や決まった運行ルートがなく、人工知能(AI)が乗合状況や道路状況に応じて効率的なルートを設定して運行する乗合バスで、利用者はアプリもしくは電話にて、あらかじめ設定された乗降拠点から出発地と目的地を指定して利用するものです。また、三重交通(株)は、2022年10月から、三重県内の特定の市町に導入されているオンデマンド交通の予約オペレーター業務も開始しています。新たな交通手段を設けることで、地域の交通不便を解消し、主に高齢者の外出促進に貢献したいと考えています。
(株)三交クリエイティブ・ライフ及び(株)三交シーエルツーがフランチャイズ展開するハンズの各店舗では、「免税電子化システム」を導入し免税対応を行っています。システム導入前はお客さまのパスポート情報を手書きで写しており、1件につき5~10分程度の時間がかかっていましたが、導入後は、PDA(携帯情報端末)でパスポート情報を読み込み、免税額も自動計算となったため、計算ミスを防ぐことができ、所要時間も2~3分程度に短縮されました。このような利便性の向上により、ハンズでお買物を楽しんでいただける海外のお客さまが増加することを期待しています。
(株)三交タクシーは、2024年2月28日から、三重県四日市エリア及び伊勢エリアで、GO(株)が提供するスマートフォン向けタクシーアプリ「GO」による配車サービスを開始しました。同アプリはタクシーの配車依頼ができるほか、配車予定時刻や配車予定タクシーの現在地の確認、アプリ内での決済も可能で、多くのユーザーに利用されています。
名阪近鉄バス(株)は、2020年から路線バスに順次装備してまいりました「携帯電話・スマートフォン充電用USBポート」を、2022年1月に全車両への装備を完了しました。これによりどの路線に乗車いただいても、携帯電話やスマートフォンの充電が可能となりました。
三交不動産(株)は、2024年6月に開業したオフィスビル「第2名古屋三交ビル」(名古屋駅徒歩7分、地下1階地上14階建て)及び「(仮称)四日市駅前三交ビル」(近鉄四日市駅徒歩3分、地上14階建て、2025年春開業予定)において、「CASBEE-スマートウェルネスオフィス認証」の最高位となるSランクを取得しました。
「CASBEE-スマートウェルネスオフィス認証」は、2019年より一般社団法人住宅・建築SDGs推進センター(IBECs)が開始した、オフィスで働く方の健康・快適性の維持・増進を支援する建物の仕様、性能、取組みを評価するものです。
「第2名古屋三交ビル」においてはオフィスエントランス・オープンスペース・商業ゾーンが一体となり地域のコミュニケーションを創出する空間などが、「(仮称)四日市駅前三交ビル」においては建物内外から緑を感じられる周辺環境への調和に配慮した計画などが評価されました。