環境
気候変動への取組み

三重交通グループでは、
豊かな自然を未来につなぐため、
グループ一体となって環境負荷低減に
取り組んでいます。

7 エネルギーをみんなに。そしてクリーンに
11 住み続けられるまちづくりを
12 つくる責任、つかう責任
13 気候変動に具体的な対策を

気候変動への取組み

カーボン・オフセット都市ガスを導入 ((株)三交イン)

(株)三交インは、愛知県及び三重県で運営するホテル10店舗において、2022年8月から、カーボン・オフセット都市ガスを導入しています。ホテルでは客室や大浴場の給湯及び館内の空調等に都市ガスを使用していますが、本ガスの導入により、三交インホテルズ全15店舗から排出されるCO2の約30%に相当する、年間約1,000t-CO2相殺に貢献しています。

  • 天然ガスの採掘から燃焼に至るまでの工程で発生するCO2をCO2クレジットにより相殺(カーボンオフセット)したカーボンニュートラルLNGで製造された都市ガス。なお、CO2クレジットは信頼性の高い検証機関が世界各地の環境保全プロジェクト等におけるCO2削減効果をCO2クレジットとして認証したもの。
三交イン名古屋新幹線口
三交イン名古屋新幹線口

環境にやさしいバスの導入 (三重交通(株)・名阪近鉄バス(株)・三交伊勢志摩交通(株)・三重急行自動車(株)・八風バス(株))

三重交通(株)では、ハイブリッド連節バスを2021年4月から導入しています。連節バスは通常の大型バスに比べて約7.5m長く、乗車定員も約40人増加するため、効率的な輸送によるCO2排出量削減など環境負荷の軽減効果も期待できます。

その他、三重交通グループバス各社では、環境にやさしいバスの導入を積極的に進めています。

  • ハイブリッドバス(導入車両数):
    三重交通16台(内連節バス4台)、名阪近鉄バス1台(2024年3月末現在)
  • アイドリングストップバスの採用
  • 最新排出ガス規制適合車を積極的に導入
    (「ポスト・ポスト新長期排出ガス規制」適合車等)
連節バス「神都ライナー」
連節バス「神都ライナー」(三重交通)
ハイブリッドバス
ハイブリッドバス(名阪近鉄バス)

イオンモール熱田シャトルバスに燃料電池バスが運行開始 (名阪近鉄バス(株))

名阪近鉄バス(株)は、運行を受託しているイオンモール熱田から金山駅間の無料シャトルバスに、2024年3月から燃料電池バス1台を導入し、運行を開始しました。同バスの導入は、環境保全を目的とし、事業活動における環境負荷低減の推進と、脱炭素社会の実現を目指すもので、愛知県や協力企業などと協働して熱田地区における地域発展の新しい枠組みの一環とした取組みです。なお、名古屋市内の民間企業における導入は同社が初めてとなりました。

ソーラー充電システム搭載の小型貸切バスの導入 (名阪近鉄バス(株))

名阪近鉄バス(株)は、2024年2月にオリジナルソーラー充電システムを搭載した小型貸切バスを導入しました。充電された電気は外部給電として利用できるため、災害時の非常用電源としても利用可能です。

電気バスの導入 (三重交通(株))

三重交通(株)では、2014年3月から全国的にも先駆けとなる「大型電気バス」を伊勢市内で運行しており、2023年4月からは新たに「小型電気バス」2台を加え、合計3台の電気バスを運行しています。これらのバスは、国・三重県・伊勢市が推進する「低炭素なまちづくり」の実現に向けた取組みを幅広い年代層に知っていただくため、三重県と包括連携協定を締結している(株)ポケモン様の賛同と協力を得て、みえ応援ポケモンの「ミジュマル」をはじめ、でんきタイプのポケモンたちがデザインされたラッピングを施しています。また、2021年3月より、使用電力を三重県内の水資源などから生まれた再生可能エネルギー(CO2フリー電気)「三重うまし国Greenでんき」に置き換え、CO2フリー化や地産地消化を進めており、電気バス3台へ当該電気を使用することで、通常の電気と比較し、年間約29tのCO2削減効果が期待できます。

なお、電気バスはこのほか三重県桑名市を走るコミュニティバス用の車両として2023年度に2台導入し、保有台数は計5台となりました(2024年3月末時点)。

電気バス1
電気バス2
電気バス3
三重美し国Greenでんき購入契約証明書
©Pokémon. ©Nintendo/Creatures Inc./GAMA FREAK ink.

自社使用電力の「実質再エネ化」 (三交不動産(株))

三交不動産(株)は、トラッキング付FIT非化石証書を活用し、2022年4月以降の自社使用電力について、実質的な再生可能エネルギー電気に切り替えています。これにより、2023年度は年間自社使用電力量約580万kWh(CO2排出量換算約2,660t)を「実質再エネ化」しました。

  • グループ中期経営計画(2023-2026)の期間中は継続予定。

路線バスにソーラーパネルを設置&電照式バス停留所をソーラー電源化 (名阪近鉄バス(株))

名阪近鉄バス(株)は、2023年6月、路線バス車両1両に、オリジナルのソーラーシステムを搭載しました。室内灯やUSB電源への電源供給を行うとともに、災害時の非常用電源として使用可能です。また、電照式バス停留所(大垣市内31基)にソーラーパネルを設置し、省電力で環境に配慮した取組みを行っています。

停留所にソーラーパネル搭載
停留所にソーラーパネル搭載
ソーラーパネル搭載バス
ソーラーパネル搭載バス

ガソリンスタンドの屋根に太陽光パネルを設置 (三重交通商事(株))

三重交通商事(株)は、2023年8月に3拠点のガソリンスタンド(津鋼管前営業所、津観音寺営業所、松阪東営業所)の屋根に、ENEOS(株)との共同で太陽光パネルを設置しました。昼間の発電時間帯では、発電した電気を中心に使用するとともに、災害時でも非常用コンセントから電気が使用できるなど、環境に優しく、災害にも強いガソリンスタンドになっています。

津鋼管前営業所/津観音寺営業所の太陽光パネル
津鋼管前営業所/津観音寺営業所の太陽光パネル

〜オフィスビルの省エネ認証取得〜 (仮称)四日市駅前三交ビル、第2名古屋三交ビル (三交不動産(株))

三交不動産(株)は、2023年1月、三重県四日市市にて建築中の「(仮称)四日市駅前三交ビル」(近鉄四日市駅徒歩3分、地上14階建て、2025年春開業予定)において三重県初となるZEB Ready(一次エネルギー消費量50%以上削減)認証を取得しました。また、2024年6月に名古屋市中村区に開業した「第2名古屋三交ビル」(名古屋駅徒歩7分、地下1階地上14階建て)においても2022年12月にZEB Oriented(一次エネルギー消費量40%以上削減)認証を取得するなど高効率な省エネルギー設備を備えたオフィスビルの建設に取り組んでいます。この2つの建物は優れた省エネ・創エネ技術によって年間の一次エネルギー消費量をゼロにすることを目指した「ZEB」を見据えた先進建築物であり、特に「(仮称)四日市駅前三交ビル」は新築時にZEB Ready認証を取得した三重県初の物件となりました。

ZEB Ready認証票
ZEB Ready認証票

太陽光発電 (三交不動産(株)・三重交通(株))

三交不動産(株)では、三重県内を中心に33発電所、発電規模が約114MWhの太陽光発電所を稼働しており、再生可能エネルギーの普及に貢献しています。年間総発電量は、約1億4千万kWhとなり、これは、約38,900世帯分の年間電力消費量に相当します。

また、三重交通(株)では、3営業所にてバスや自家用車駐車場に太陽光発電設備付きの上屋を設置し、年間で約210万kWhの電力を発電しています。バス上屋に設置することは、バス車両の夏季冷房負荷軽減や冬季の霜対策などにも貢献しています。

津メガソーラー杜の街中勢バイパス発電所
津メガソーラー杜の街中勢バイパス発電所(三交不動産(株))

「CO2を食べる自販機」の設置 (三交興業(株))

三交興業(株)は、2024年6月に大気中のCO2を吸収する「CO2を食べる自販機」を同社が運営する名阪関ドライブイン(三重県亀山市)へ設置しました。

この自販機には特殊なCO2吸収材が内蔵され、周辺の二酸化炭素を吸収する独自の機能があり、「木」と同じ役割を果たします。なお、同機能を持つ自販機の設置は三重県内では初めてです。

当施設は全国からの観光客の利用も多いことから、同自販機の設置を通じて環境への取組み、当施設のPRにもつなげていきたいと考えています。

CO2を食べる自販機
CO2を食べる自販機
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