三重交通グループでは、
豊かな自然を未来につなぐため、
グループ一体となって環境負荷低減に
取り組んでいます。
三交興業では、特定プラスチックに指定されているストロー、マドラーは木を原料とした製品に切り替えています。今後はさらに食品容器などを紙製品やプラスチック原料割合の低い製品に切り替えていきます。
三重カンツリークラブ及び松阪カントリークラブでは、浴場でプレー後の衣服を入れるビニール袋の無償配布を廃止し、会員さまへのランドリー袋の配布と脱プラスチックの試みを館内に掲示しました。
三重交通グループ各社は、2022年8月~12月、環境にやさしいコメ由来の「ライスレジン」(非食用米を原料とした国産バイオプラスチック)製の袋を実験的に使用しました。
【使用実績】
三交イン、鳥羽シーサイドホテルでは、歯ブラシ、カミソリなどのアメニティグッズを、プラスチックから順次再生プラスチック、植物由来成分配合プラスチック製品に入れ替えるとともに、提供方法を変更することで、プラスチック製品の削減に取り組んでいます。
三交インでは、「楽しくECOを考えます」のスローガンのもと、客室に歯ブラシなどのアメニティは用意せず(一部店舗除く)、ロビーにて「必要なものだけ」を自由に選べる「アメニティBAR」を設置しています。
三重交通コミュニティでは、管理を受託しているマンション管理組合に対して電気防食(ラスカット)による給水管の保全提案を行っています。給水管のメンテナンスは全交換方式が一般的ですが、ラスカットの方が費用を抑えられ、また廃材による環境汚染の恐れが少ないというメリットがあります。さらに管の継ぎ手部分に発生しやすい錆こぶを抑止できるため、安全かつ衛生的で、管内部の耐久性向上に有効であるため、積極的に推奨しています。
三交不動産では、脱炭素社会を目指す中で、紙や印鑑の使用を前提とした業務システムの改革を進めています。従来紙面で行っていた取引先との注文書・請書の授受、社内の経費精算や伝票審査などを電子化し、紙の使用量を削減しました。加えて、現在は一般のお客さまとの契約書についても電子化を検討しています。封筒・送付状や文書の輸送に関わるCO2排出量も考慮した場合、さらに大幅な環境負荷低減となります。また、三交インでは、チェックイン時にお客さまにご記入いただくアライバルカード(宿帳)を電子化し、館内案内についても、QRコードをお手持ちのスマートフォン等で読み取ってご覧いただけるシステムを導入しており、紙資源の削減に努めています。
三重交通は、自主的な環境保全活動に関する認証制度、「グリーン経営認証」の取得を推進しています。グリーン経営認証は、国土交通省の外郭団体「交通エコロジー・モビリティ財団」が認証機関となり、「環境保全のための仕組み・体制の整備」「エコドライブの実施」「低公害車の導入」等の6項目について、一定レベル以上の基準を満たす事業所に対して認証及び登録を行う制度です。
取得事業所は以下のとおり。
三重交通商事が亀山市で運営するガソリンスタンド「セルフステーション亀山SS」は、2021年6月に環境省・資源エネルギー庁から「大気環境配慮型SS」に認定されました。給油中に放出される大気汚染の原因物質の一つである燃料蒸発ガスを、二重構造となった給油ノズルで吸引して液化、再利用するとともに、ガソリン特有のにおい対策にも有効な給油機を導入した、環境と人にやさしいガソリンスタンドです。
鳥羽シーサイドホテルは、宴会の食べ残しを減らすため、乾杯後30分間は席を立たずに料理を楽しみ、シメ10分前に各自の席に戻って再度料理を楽しむことを呼びかける「3010運動」を実施しています。感染症対策の3密回避にもなります。
名阪近鉄旅行は、SDGsを促進するためのツアー「カッコーパルック学ぶSDGs体験バスツアー(愛知県田原市、渥美半島行き)」を、2022年1月と2月に実施しました。自然のエネルギー、海の豊かさ、陸の豊かさを体験できる3種類のコースを設定し、260名が参加しました。